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単発歩兵銃(たんぱつほへいじゅう)

 

火縄銃

 

日本に鉄砲が上陸したのは1543年のことだそうです。
「以後予算(1543)がかかる鉄砲伝来」ってご存知ですか?

 

織田信長はこの鉄砲を大量に購入することで戦国時代の戦術を一新させましたが、徳川鎖国時代には鉄砲の性能はまったく向上せず、幕末維新当時でもほとんどの藩の武器は刀槍と火縄銃が主力だったそうであります。
このころヨーロッパではナポレオン率いるフランスを中心に戦争がぼっ発し、アメリカは南北戦争に明け暮れるなか、銃器の性能は飛躍的に進歩しておりました。
西洋の武器で武装した長州藩に対し、骨董品で襲いかかった幕府軍が惨敗を喫したのは当然の結果だったといえるのかも知れません。

 

火縄銃(種子島)は撃鉄部分の縄に火をつけ、銃口からポトリと弾を入れてそれを発射するというたいへんのどかな武器でありますが、この火縄銃を1発撃つ間に西洋銃からは10発お返しがきたそうです。
さらに北陸戊辰戦争では、天才河井継之助を擁する越後長岡藩などはガトリング砲(機関銃)を装備していたといいます。

 

戦争では武器の優劣が死生を左右する。
武器開発は文字どおり命がけなので進歩のスピードがはやい。
もし人を殺す武器開発が人の世を豊かにする工業技術の発展に寄与したとすれば、これほど皮肉な結果はありますまい。






ガトリング砲



38式歩兵銃

 

さてビリヤードであります。

 

スリークッションで1イニング1点づつしか当らない時がある。
ご存知のように、スリークッションは20回撞いた時点で持ち点の半分をクリアしていれば残り5回の延長が認められております。
つまり最高25回撞くことができるのですが、1イニング1点では持ち点30点の選手はどうにもならない。どこかで2点以上当てる必要があります。

 

ポケットの場合も1個づつしか入らない選手がおります。
1個入れてはミス。また1個入れてはミス。
まあ、たまには9番のみ1個だけ入れて勝つこともあるでしょうが、多くの場合複数の球を連続で入れなければなかなか勝つことはできません。

 

このように律儀に1個づつ入れる選手を、武蔵小山撞球隊では
「単発歩兵銃」あるいは「種子島」
と呼んでいるのであります。

 

「1日1歩、3日で3歩♪」
という歌がありますが、ビリヤードの場合は1回で10個も20個も入れるほうがいいに決まっている。
ガトリング砲相手に火縄銃を振りかざしてもどうにもならないのであります。

 

ただ、人生はちがいます。
「ウサギと亀」の童話でも明らかなように、一歩づつ確実に前進されることをおすすめいたします。
あなたの人生に栄光あれ。
わたしはそう願って止みません。


 

 

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