「身の程知らず」という言葉がある。
このコーナーは「一獲千金」「一躍スター」などを座右の銘とする者達が、身の程も顧みずあちこちの試合に挑み花と散った物語を描いたノンフィクションドギュメンタリーである。
そこではどのようなドラマが展開されたのだろう。
いずれにしても彼らは 宮本武蔵や上泉伊勢守を夢想しながら試合会場に向かったにちがいない。
究極の勘違いである。
だが例え100回に1回でも、B級選手がプロを倒すこともある。これがビリヤードだ。思えばビリヤードとは「勘違いのスポーツ」なのかも知れない。
わずかな可能性に賭ける彼らの挑戦は今日も続く。 |