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土方(どかた)の弁当

 



弁当のお話であります。

 

わたしが小学校に入学した最初のうちは給食ではなく弁当でした。
母は早起きして、父、兄、わたしの三つの弁当を作るのが日課でしたが、弁当のフタを開けたとき、どうせ梅干しだろうと思っていたのがたまに卵焼きが入っていたりするとニンマリ喜んだものです。
途中から給食になったのですが、「今日も卵焼きかな?」という楽しみがなくなった上に、これがさっぱりダメでした。
食パン3枚にミルク、おかずは小さいアルミ容器に一品。「食事」と呼ぶのもためらわれるほどの、それはまさしく「エサ」でした。
しかも脱脂粉乳とかいうミルクが悪夢のようにマズい。
後になってわかったことですが、どうやらこの脱脂粉乳というのはアメリカではブタのエサに使われていたそうだ。
正真正銘の「エサ」だったわけです。
それにしてもブタのエサを「給食用」と偽って日本に売りつけていたのですからひどい話です。

「バカにしやがって!」

わたしはすっかりアメリカが嫌いになってしまいました。




ちょっと工夫することで楽しい弁当ができます。
前の日にお使いに行ってくれたとか、肩を揉んでくれたとか、そういううれしいことがあった翌日に上のような弁当を子供に持たせる。
きっとあなたの子供は、次もお使いに行ってくれます。肩も揉んでくれます。

 

弁当というのは偉大なものです。

 

 

 

上の弁当ですが、これはダメですよ。こういうのはいけません。
昼になった。
会社の机で弁当を開ける。
その時、こんなのが出てきたらどうします?

げっ! だれかに見られなかっただろうな。」

あなたは大あわてでフタを閉じ、目撃者がいなかったかキョロキョロするにちがいない。
もしわたしだったら、電車で最低2駅遠くに行き、どこか公園あたりでこっそり隠れるようにして食べるでしょう。
その姿は犯罪者そのものであります。


 

名物もあるようです。
上左は両国国技館の「幕の内弁当」
上右は東京ドームの「ジャイアンツ弁当 」です。

 


豪華なのもご紹介しておきます。
上の写真は弁当ではなく「おせち料理」です。
某有名日本料理店によるものですが、気になるお値段は¥52500だそうです。

 

 

さて「土方(どかた)の弁当」であります。
土方は文字通り肉体労働なので、なんといっても体力が資本です。
ここまで書いてきたように、ピカチュウの弁当もいい。「I love you 」弁当も許しましょう。
だが、土方の場合はそういう形而上学にこだわっている場合ではない。
なんといっても必要なのは「カロリー」であります。
弁当箱の大きさが同じだとすれば、詰め込まねばなりません。

 

ビリヤードです。
例えばバンク。
真正面を狙ったのでは長い(広い)場合があります。
それを入れるためには、まあこれは色んな手段があるのですが、何はともあれ縮めなければならん。
これを通常「詰める」とか「しぼる」などと申します。

 

スリークッションでも、どうも長く出そうだと思ったら短く「詰める」必要がある。空クッションなどでもよくあることです。
ところががんばって詰め過ぎて、短い方に外すことがある。
その時あなたは叫ぶことでありましょう。

 

 

 

 

「あ〜、詰め過ぎた。土方の弁当じゃ。」



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