俗に「歯目マラ」などと申します。
人間も古くなるにつれだんだんガタが出てくるのですが、最初に歯がダメになる。次に目。そしてついにマラが「引きこもり」になった時点で、めでたく「お年寄り」の仲間入りというわけです。
まあ、「歯」と「マラ」はビリヤードに関係しませんので、ここでは「目」について書いてみようと思います。
目の不調には近視・乱視・遠視などがありますが、この全部を取り揃えたとなるとこりゃもう大変です。
例えば上の図ですが、
イメージ画像1
こういう感じに見えます。
わたしの経験上、近視と乱視については目を細めたり球を睨みつけたりしているとそのうちにピントが合う時があったのですが、これに遠視が加わってきたらもうダメですな。
百面相のように目を細めたり開いたり、どうやってもピントは合いません。
「遠くて薄い球」などは絶望的であります。
イメージ画像2
しかも二日酔いの場合は上のようになります。
・・・・・
ある時わたしは耳寄りな情報をキャッチしました。
「コンタクトレンズいいですよ。目からウロコです♪」
しかも情報源は坂田夕紀(JPBA)。
信頼できる情報筋であります。
さっそくコンタクトレンズを装着して試合に行ったのです。
おおっ!!
遠い球がハッキリクッキリ見えるではないかっ!!
わたしは喜びました。
ふっふっふ、貰ったぜ♪
ところが・・・
イメ−ジ画像3
手球がボヤーンとしておりました。
いわゆるひとつの「遠視」であります。
老眼鏡
「インスタント視力回復法」はひょんなことから発見されました。
ある日、わたしは老眼鏡をかけて本を読んでいました。
人によって差があると思いますが、わたしの場合は老眼鏡で本を読むと20分〜30分くらいで気分が悪くなってきます。
その時はおもしろい本だったのでがまんして読み、それからビリヤードに行ったのです。
絶好調でした♪
見える見える。遠い球も見える。手球も見える。あれも見えるこれも見える。
これだっ!!
『インスタント視力回復法のご案内』
(医学的根拠はありませんのでご注意ください)
(1)老眼鏡で本を読む。
(2)そのうちに気分が悪くなってくる。
(3)がまんしてそのまま本を読む。
(4)頭痛に襲われる。
(5)根性で読み続ける。
(6)トイレに行きたくなる。
(7)老眼鏡を掛けたままトイレに行く。
(8)吐き気に襲われる。
はいっ! そこまでっ!
ここまでの下準備をしておいてから試合に行くのです。
完璧です。
なんてったってあなたの目は20才。そう、「ハタチ」なのですから。
でも、ビリヤードはわかりません。
調子が悪くても勝つこともあれば、絶好調でも負けることがある。
朝10時に始まった試合で、あっという間に負けて昼過ぎには終了している。
「ああ、早起きして頭痛と戦ったのは何だったのだ。」
老眼鏡のことをグチる相手もいやしない。みっともないですからね。
試合会場を出たあなたを待ち受けているのは容赦のない北風であります。
その日の予定は何もない。だって優勝するつもりで、試合終了夜10時の予定でいたのですから。
ただでさえ虚しい場面で、早起きして頭痛と戦ったことを思う時、あなたのムナシサは倍増します。
冷たい風に吹かれながら、ふとあなたは「生きていくのがイヤになるくらいの虚無感」に襲われることでしょう。
ご注意ください。
上図は練習と呼ぶほどのものではありませんがご紹介しておきます。
右下に並べた9個の球を、例えば相手が「6番」と言えば6番に当てる。「3番」と言えば3番に当てる。
これを10円や100円を出してやるわけです。
まあ「余興」ですな。
これは「腕」ではなく「目」の戦いです。
ハンデの方法として、左短クッションの下から1ポイントを20代として、そこから半ポイント毎に「30代」「40代」「50代」・・・
まあその辺は適当に考えてやって下さいませ。
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