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蔵之前の14−1(序章) 

「蔵之前の14−1」を書こうと思います。

 

わたし自身が蔵之前忠勝の球に接し、観戦し、そうして球談義を重ねるなかで、これは何としても後世に伝えるべき球であると思ったからです。
こんな零細のHPでも、一旦活字にしておけば後はなんとかなるだろう。
ただ、その作業はおそらく難渋を極めることになるでしょう。
14−1というゲームの性質上、ほんのちょっとしたフリや配置の違いで取り方がずいぶん変わってくる場合がありますので、それを全て解説するとなると変化図が無限になるわけです。
わたしはビリヤードは自由なものだと考えていますし、ましてエニーはどの順番で入れてもいいのですから戦略は無限大にあるともいえますが、その中にもセオリーやシステムがあるとすればそれを知ることは有利にちがいないでしょう。
せっかく書くのですから、わたしは読者諸兄と一緒に14−1の戦略について考えることで「ビリヤードの頭脳」を鍛えたいと思っています。


 

取り方の一例をご紹介しましょう。
5番はブレイク球。3番はコーナー(D)にもサイド(E)にも通っていない。
この場合は(1)(2)(3)(4)(5)の順序になります。


 

次は上図。
これは3番がサイド(E)に通っています。
この場合は(4)(1)(2)(3)(5)。



最後が上図。
今度は3番がコーナー(D)に通っています。
これは(3)(1)(2)(4)(5)。
わずかな違いでこれだけ戦略が変わってくる。このあたりが14−1のむずかしさでもありおもしろさでもあります。

 

今回は初回なので解説は次回以降から始めるつもりですが、所信表明だけで終わったのでは読者諸兄に申し訳ないので少しだけ基本的なことを書いておきます。

 


 

まずは最初のセーフティー。
手球は上図の位置から5番を短クッション半ポイントあたりに入れる厚みがいいようです。
数字で表せば1/3(5番の1センチ右を狙う)くらいでしょうか。ただし右を撞く必要がありますので手球がカーブすることを計算に入れるのであればもう少し厚めに狙うのもあるでしょう。
まあこのあたりはいろいろやっていただくしかありません。

 

 

ブレイク球に対する理想的な手球の位置は上図の通り。

 

 

ブレイク球とラックが近い場合はセンター付近がいいようです。

 

 

あっ、そうそう。ラックの立て方を忘れていました。
中心の3個がタッチしていることが特に肝要で、上図の場合は7番、8番、9番の3個です。

 

なお最初にお断りしておきたいのは、わたしが書くのはあくまでも「蔵之前の14−1」であるということです。
ですから「蔵之前流に異論あり。」という方がおられましたらブログや書籍でぜひともそれを発表していただきたいし、そういう活発な議論こそがビリヤードの進歩に繋がるものだと信じております。
それと、本稿はそれほど頻繁には更新することはできません。
わたしが大阪に住んでいればいいのですが、残念ながら江戸在住ですのでおいそれと
蔵之前さんを訪ねるわけにもいきません。
まあボチボチやっていきますので、気長におつきあい下さいませ。

 

 

 
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