見よ! この絶景を!
BOSSの郷里からのぞむ大パノラマであります。まさに桃源郷(過疎地)。
都会の砂塵にまみれるあなた、ぜひいらして下さいませ♪
2009年6月、BOSSは郷里広島に帰った。
それに先立って岡山の黒めがねに連絡した。黒めがねはビリヤードのブログ仲間である。
「広島に帰ったら山に行くから車を出せ。」
「ええー! 山はダルイですよ。」
「ほー、そんなこと言ってたらウンコを流すぞ。」
「ひえー! わ、わかりました。山に行きます。山が好きです。」
BOSSと黒めがねの位置関係を示したのが上の地図。
黒めがねの家の近所を川が流れているが、そのはるか上流にBOSSの実家がある。
そこからウンコを流すぞと恫喝したのである。
計算によると3日後には黒めがねの家は糞まみれになるだろう。
「精霊流し」にヒントを得た高等戦術である。
精霊流し
さて、BOSSが帰郷するのは山歩きのためであります。
ご存知のように広島県人は日本一優秀ですが、ずっと江戸に住んでいると頭がイカレてくるのでたまには広島の空気を吸う必要があるわけです。
それではここから読者諸兄をBOSSの故郷にご案内いたします。
前夜祭も開催されましてね。
目的地は「馬乗山」(うまのりやま)であります。
上の写真のような道を登っていくのですがどうもおかしい。というのも、以前この道は舗装されていたはずだ。
きっと岡山県あたりの山賊がアスファルトを盗んだのでしょうが、困ったものです。
やっと到着♪
BOSSにとってここは「魂(たましい)のふるさと」であります。
↑↑↑子供のころはこの道(どれが道じゃい)を歩いてきたものです。
えっ? 舗装されてないのか、ですって?
いえいえ、遊歩道(けもの道)を舗装するのは不粋ってもんです。
歩いて来た場合は、これが最後の階段になります。
まさに深奥幽玄ですな。
山頂には「馬乗観音」ってのがありましてね。
そこでたそがれてみたわけです。
ついでに「竜頭の滝」(りゅうずのたき)もご紹介しておきます。
遊歩道を1kmばかり歩くことになります。
「ナイアガラの滝」と並び称される「竜頭の滝」であります。
近くに行ってみました。
いえーい♪
「キミもマイナスイオンのような立派な男になりなさい。」
黒めがねにさわやかな名言を残して、BOSSの広島放浪は終わったのでした。
さて、すっかり元気になったBOSSは大阪にやってきたのですが、上のメンバーと食事中に早くも事件が起きます。
それは他愛のないビリヤード話からでした。
B「いま大阪でだれが強いの?」
宇「河原千尋ちゃんが強いっす。ブレイクなんか球が吹き飛んでますよ。」
片「うむ。BOSSの3倍くらい破壊力があるな。」
宇「BOSSなんかケチョンケチョンにやられますよ。」
な、なんだとぉー!
ケチョンケチョンってこたーねえだろケチョンケチョンってことは!
BOSSの闘魂に火がついた。
さっそく千尋ちゃんと対戦した。城東警察裏の「プールステーション」です。(あっそうそう、ここには「14−1研究会」の石田がいる)
千尋ちゃんは強いっす!
最初のブレイクを見たときBOSSは便所の窓から逃げようと思ったが、この店の便所には窓がなかった。
便所に窓をつけろー!!
BOSSは殴られ続け蹴られ続けて、ボロ屑のように裏口から放り出された。
思い起こせば20年くらい前、梶谷景美を初めて見たときと同じような衝撃でした。
思い出した。梶谷景美を見たときのBOSSの第一声です。
「この女、どうなっとるんじゃっ!!」
BOSSの郷里とおなじくらい過疎地のビリヤード界ですが、こうして世界に翔び立とうとしている選手がいる。
もううれしくてね。
山を歩いた。楽しみな選手と会えた。麻雀も勝った。
いい事ばかりですっかりご機嫌のBOSSは、帰りの新幹線でビールを飲み過ぎて東京駅で叩き起こされた時駅員に向かってニコニコ顔で「Sorry♪」と応えたそうな。
駅員は無視したそうな。
『参考文献』
黒めがねのビリヤード人生崖っぷち
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