じつは新しいキューをGETしたんです。
♪♪ほほほー♪♪
昨年暮れ「ハスラー列伝」の取材で井上淳介さんを訪ねた時のことです。
「淳介さん、ちょっと撞きましょうよ。」
「うむ、じゃあこのキューで撞いてごらん。」
ってなわけでキューを貸していただいたのですが、このキューを見た瞬間運命を感じたのです。
なんていうのかねえ。
「吹田中央ビリヤード」の下品な連中にこき使われて、しかもそれに耐えたけなげなキュー。これがBOSSの義侠心、いや違う、友愛の精神に火をつけたのです。
BOSSはそのとき確かに聴いたのです。
「わたしを助けて!」
それは吉原の遊女を貰い受ける大旦那の精神に似ておりました。
このキューは散々な目にあったにちがいない。朝早くから叩き起こされて掃除、洗濯、料理・・・
よっしゃ。わしが助けちゃる♪
それは「恋」でした。
そうです。
球は恋なのです♪
BOSSは淳介さんにお願いしました。
「このキューをわたしの養女として育てたい。」
ま、まあそれはいいのですが、この子は色白の美人です。
なんといっても、ストレートなのがいい。
いえいえ、ハギが嫌いなわけじゃないんですけどね。
『BOSSのつぶやき』
あのね旦那。あの「ハギ」とかいう野郎は面倒ですな。老眼鏡がなきゃ見えやしねえ。
球屋で老眼鏡かけて棒切れの観察するなんざみっともないったらありゃしねえし、それじゃあんたモテませんぜ。
それとね。
ありゃ「乱視」っていうんですかね。あの細工を見てたら目がチカチカして頭がクラーってしてくる。
まったく誰が考えたんだか、あの「ハギ」ってのはロクなもんじゃありやせんな。
そう、
ハギは目の天敵
さて、この子は美人なだけではなくとても優秀です。
引き球なんか怖いほどです。
もうね。「国際引き球連盟」からレッドカードが出るほどの威力です。
そりゃもう、カーレースのゼロヨンを彷彿とさせます。
ゼロヨンはこちら
BOSSは恐れているのです。
「マッセお断り」の横に「引き球お断り」の紙が貼られるんじゃないかと。
こんな強烈な引き球を食らった日にゃ、ラシャの寿命は短くなりますからね。
えっ? 何ですって?
大して引けもしないくせにエラそうに言うな、ですって?
ほほー。
それではお見せいたしましょう。
まずは引き球の前に押し球をご覧ください。
上図です。
これは花谷さんに教えてもらったのですが、これを撞いて手球が先にクッションに入るわけです。
花谷さん直伝の押し
それではいよいよ引き球をお見せしましょう。
ぶったまげて倒れられても困りますので、血圧の高い方はご注意ください。
ま、語るほどの球でもないのですが、手始めに上図の球でもやってみましょう。
湯山功(JPBA)が得意にしているので、世間では「湯山スペシャル」と呼ばれているそうです。
湯山スペシャル
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