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DVDを発売して1ヶ月とちょっと経ちました。
今回のこだわりは「オールハンドメイド」。撮影から編集、印刷、梱包の全部を手作りにしたわけです。
「オールハンドメイド」。
ああ、なんと華美な響きでしょう。

 

専門業者に依頼すればいいものを、どうしてそんな面倒なことをやったのか? それは決してわたしがヒマ人だからではなく、心にひっかかるものがあったからです。
専門業者に依頼すれば中国に発注するにちがいない。いまや世界を席巻する勢いの「Made in China」です。秋葉原で大量に買い物をした中国人が自宅に帰ってよくよく見ると「Made in China」の表示があってガッカリした、というのは笑い話ですが、わたしにしてみればビリヤード仲間だけでせっせと作ってきたものを最後の最後に「Made in China」ではおもしろくなかったわけです。

 

それではDVD作りの工程を説明します。


 

まずは準備です。
○ものさしとカッター
○ビニール袋
○シーラー(右上の青っぽい器械です)
○ヒートガン(左上のドライヤーのようなものです)
○老眼鏡

 


 

ジャケットの紙ですが、これをケースの寸法に合わせて切ります。
ここで登場するのがものさしとカッター、それに老眼鏡です。


 

こんな感じです。
この作業で覚悟するべきことは、紙の切れっ端で部屋中がごみ箱になることです。上の写真はみっともないのですこし片付けて撮影したのですが、そりゃもう見事にぐちゃぐちゃになります。
この作業中にカノジョを部屋に招いたら一発でアウトでしょう。

 

 

 

できあがったジャケットの紙をケースに差し込んだら、ビニール袋に入れます。

 

 

 

 

ここで登場するのがシーラーです。

 

ビニール袋の開口部分をこの器械でガッチャンすると密封されます。
便利な器械があるものです。

 


 

 

こんな感じです。

 

 

 

さて仕上げです。
ビニール袋にヒートガン(ドライヤーの親玉のようなものです)で熱風を当てるとあら不思議、ビニール袋は縮まってケースにフィットするのです。
ま、ブカブカの妊婦服をボディコンにするわけですな。


 

めでたく完成です。ばんざーい♪
あっ、だいじなことを忘れていました。
この作業に欠かせないものがありました。
それは↓です。

 

 

 

 

 

 

 



 

これは欠かせません。
この工程でいちばん面倒なのはジャケットの紙を切る作業ですが、わたしはよほど単純作業に向いていないらしく、これを数時間続けたらオツムがイカレそうになります。

 

いや〜、酒はいいですな〜♪

 

ただ、問題があります。
今回のDVD販売で、苦情が3件あったのです。
それは・・・

 

 

 

 

「あのぉ〜」

 

 

 

 

 

 

「中身が入ってないんですけど。」

 

 

ごめんなさい。

 

こうしてわたしは悟ったのです。

 

 

 

「仕事はシラフでやるべきである。」

 

 

(注意)
さんざん手間隙かけて作ったDVDですが、問題がひとつあります。
それは、専門業者に注文するほうが安いということです。
読者諸兄がDVDを製作される場合は、外注されることをおすすめします。

 

 

 

 
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