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三島のお仙(みしまのおせん)

 


フーテンの寅さんの口上であります。

・・・続いた数字が三、三で死んだが三島のおせん おせんばかりがおなごじゃないよ、かの京都は極楽寺坂の門前で 小野の小町が三日三晩 飲まず食わずに野たれ死んだのが三十三、とかく三という字はあやが悪い・・・

 

 

鎌倉時代のことです。
三島宿付近で北条時政の馬をみごとに制し、これが縁で時政はお仙の家に泊まることになります。
お仙は大根を切り膾を作り時政を迎える準備にいそしんでいると、時政はお仙とその母の心使いを大いに誉めるのであります。

ところが、

北条時政こそはお仙の許婚者庄六の父加藤景清を滅ぼした仇。
しかも肝心の庄六は健忘症。

アテにならない許婚者を放っておいて、お仙は仇を討つべく三島に潜んで機会を求めていたのです。
しかもお仙は、じつは盗賊の頭でありました。
お仙と大勢の手下が襲撃の準備を整えていたのですが、残念ながら時政の方が一枚上手。
計略にはまったと見せかけてお仙一派を急襲、お仙は一人で大立ち回りを演じますが南無三方、ついに自害して果てたのです。

     浄瑠璃本「恋傳授文武陣立【こいでんじゅぶんぶのじんだて】」
         「五ツ目、三嶋のお仙段」

 

鎌倉で名高い盗賊勘左衛門から夫婦になれと迫られているところをみると、お仙はなかなかいい女だったようです。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

さてビリヤードであります。

スリークッションでは当ると声が掛かります。
ひとつ当れば「ひとーつ。」
次も当れば「ふたぁーつ。」
更に次も当れば「みっつ。」
このあたりになるとかなりの腕前です。
ところが三つ当てたところで次の球を見ると、これがどうしようもなくむずかしい。

ポケットの場合も似たようなことがあります。
1番、2番、3番と続けざまに入れ
「ふむふむ、今日はええ調子じゃ。」
ニタリと笑って4番を見るとあらビックリ♪
「入れれるもんなら入れてみろ。」とでも言わんばかりの絶望的な球が残っておりました。

 

こういう時、あなたは嘆かねばなりません。
ただし、嘆き方の問題があります。
そうです。男の値打は嘆き方で決まるのです。

国際社会の一員として

 

「Help me!」

 

これもあるでしょう。
ただし、外国人選手を相手に下手くそな発音で英語をしゃべっても、おそらくは嘲笑を買うばかりでしょう。
いまこそが日本男児の真骨頂を見せるときであります。
あなたはつぶやかねばなりません。

 

 

 

「三で死んだか三島のお仙」

 

 

 

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