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いなかの花火

隅田川花火大会


夏の風物詩といえば花火であります。
日本で初めて花火をみたのは徳川家康であるとか伊達政宗であるとか、まあこのあたりは諸説あるようですが、「花火大会」でもっとも古いのは隅田川の花火大会だそうです。

どっか〜ん

大音響とともに夏の夜空を彩る花火はまさに壮観の一語に尽きましょう。


すこしだけ花火をお楽しみください。
上左が「三尺玉」上右が「ドリーム・インザスカイ」
下左は「スターマイン」下右は「未来花のブーケ」と呼ばれるものであります。
日本の花火は世界の最高水準だそうですが、このあたりになりますとその芸術性はピカソやマティスに比類するといっても過言ではありますまい。
しかも絵画と違い、キャンパス上に残すことができない。
ただ一瞬の感動をわれわれに残してさっさと消えていきます。
その「はかなさ」を人生に例えるのは、日本人一流の感性といえましょう。

 

広島県の山の中で育ったわたしは、子供のころ、花火というのは「線香花火」のことだと思っておりました。
正確にいえば「線香花火」しか知りませんでした。
これは当然なことで、上の写真のような立派な花火を山の中で打ち上げればきっと山火事になるのでありますから、やはり花火大会は海岸線付近に限られておりました。
わたしが両親に連れられて初めて行ったのは「芦田川花火大会」でした。
これは全国的には相当マイナーな花火大会でありますが、それでも地方都市にあっては一大イベントであります。
けれども、 線香花火しか知らないわたしは花火大会というものをまったくイメージできず、芦田川の土手に大勢が集まってみんなで線香花火でもやるのかな、と考えておりました。

 

その時であります。

 

どっか〜ん

 

大音響が響きわたりました。
それは突然のことで、わたしにとっては青天の霹靂でありました。腹を震わせるほどの大音響にびっくり仰天したわたしは、ちょっとだけ泣いたかも知れません。

「ほら、花火花火。どこを見とるんじゃ、あっちあっち。」
両親の指差す方角に目をやりました。

なんとそこには、満天を覆いつくさんばかりの大パノラマが演出されておりました。

 

うそです。

 

わたしが見たのは、遠くの空でチマチマと光る云はば「空の線香花火」でありました。
そしてそれは、小川のほとりの螢の光と大差なかったのです。

「なんじゃ、あれは。」

地方都市のこと、立派な花火を購入する予算がなかったのでしょうが、幼少のわたしは大音響には恐れ入ったものの花火そのものはポカーンと眺めているだけでした。

そう

「いなかの花火 音ばかり」

であります。

 


 

 

上の図は別稿「やたけ」に掲載したものでありますが、ここでフロック狙いに出るのであれば1番の右側1/2から1/3あたりに目標を定めてのフルショットが予想されます。
そして台上は伊勢丹のバーゲンセール並みの大混乱に陥ることでありましょう。


がっしゃーん
がちゃがちゃ
がじゃーんがちゃんかつん・・

 

店内に派手な音が響きわたり、そしてなんにも入らない。
店はふたたび以前の静けさを取り戻します。
そのかなしい静寂のなかで、あなたはふと呟くことでありましょう。


「いなかの花火 音ばかり」


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