「ラストトーナメント」(ポケット・武蔵小山)
決勝トーナメント第一戦で見せたBOSSのスーパー取り切り。
相手は女流選手とは思えないほどの強豪中村さくら(biribiri)。
取り出しからむずかしい。
次の3番は左下コーナー以外に穴がない。
2セット目の気楽さからまずは攻撃あるのみのBOSS、短クッションから回して見事なポジションをGET!
だが3番から4番が難解。
画面ではわかりにくいが457のコンビはない。
ここでキューミス覚悟の左下マキシマムで8番に当てて止める。
次のキャノンコンビも楽な玉ではない。
このあたり「一難去ってまた一難。春はいつ来るさざんかの宿」状態である。
極薄のキャノンコンビを決めると同時に、万一の手玉と4番の出会いを避けるためわずかに左をヒネる(1/8タップ左)などめずらしく細心の注意が伺える。
BOSS気合い十分。
さくらちゃんは生きた心地がしなかったであろう。
45のコンビが決まった時点で、あとは問題なし。
店内は建物が瓦解するほどの大歓声につつまれ、BOSSは手を振ってそれに応えたのである。
またしても新たな伝説をつくったBOSSだったが、この試合はさくらちゃんの 猛追を食らい敗退。
ビリヤードに必要なのは「体力」であることを思い知らされたのである。
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