サイトトップサイトトップサイトトップ
corner
マップ
サイトトップ
サイトトップ
選手
用語集
掲示板
掲示板
リンク
 
サイトへの
お問い合わせ

left_down_right
left_down

BOSS、親子で埼玉に殴り込む
   2008/8/24(スティンガー・武蔵藤沢)

 


左:BOSS 右:拓哉くん

 

BOSSの息子「拓哉くん」は高校3年生。
甲子園をめざして静岡くんだりの高校に行き、北朝鮮の収容所のような寮に住んで野球に明け暮れた。

 

だが甲子園には行けなかった。

 

 


 

・・・ま、まあしかし2年半がんばったので慰労してやろう。
そう考えたBOSSは、ふたりでビリヤードの試合に行くことにした。
あちこち探してみると埼玉県の「スティンガー」という店でウイークリーが開催されているという。

 

ふっふっふ
いなかもんに球を教えてやるぜ。

 

「ビリヤード界のフランシスコ・ザビエル」と呼ばれるBOSSは、聖書を持って立ち上がった。
「拓哉くん」は球歴50回くらい。春休み以来のビリヤードである。

 

 

 

 

去年だったか「日本一ダサい県」の栄冠に輝いた埼玉県。
だがBOSSは決してナメてはいなかった。
豊富な山菜とマイナスイオンで育った埼玉県人は健康なのにちがいない。
それだけではない。
「東京都豊島区池袋」を、実質的に

 

 

 

 

 

 

 

埼玉県池袋市

 

に変えてしまった恐るべきパワー。
侮るべからざる相手である。

 

「まずは腹ごしらえしよう。」
BOSS親子は西武池袋線の構内にある立ち食いうどんに入った。上の写真が「山菜うどん」である。

 

ま、まずーい♪

 

とても食えたものではない。なんてったって味がない。
味音痴のBOSSが「まずい」というのは、これはもはや人間の食い物ではあるまい。(註:おいなりさんはうまかった)

「埼玉県人はこんなものを食って生きのびているのか。」

BOSSは戦慄した。

 

 

 

 

ウイークリーというのに参加者23名。
たいへんな人数である。
参加者のひとりに聞いた。

「オラんちに回覧板が来てよぉ。若けえ衆は棒きれ持って集れっつーんで来たづら。」

かれの手に握られた鍬はキラリと光った。

 

 

 


試合が始まった。
BOSS親子はなぜか順調に勝ち進んだ。

 

 

 

 

なんとなんとBOSS準優勝、拓哉くん3位。
左の女性は新谷さん。
いつも「困った顔」で撞いているが、じつは全然困っていない。コワイ女である。
左から二人目が優勝の木村君。
こりゃ強い。この山間部でこれほどの強豪が育つはずがないので、かれの先祖はおそらく山賊であろう。

 

 

 

 

拓哉くんは喜んだ。
人生初の賞金袋である。

 

 

 

左がBOSSの賞金袋、右が拓哉くんの賞金袋。
左のは立派だが、右はあまり上手ではない字で「三位タイ ビリヤードスティンガー」と書かれている。
しかも袋の大きさも違う。

 

こうしてBOSSは「父親の威厳」をかろうじて死守したのである。

 

 

 

『追記』

試合後、BOSS親子はソファで爆睡した。
始発電車が5時頃と聞いたので「じゃ、5時に起こしてください。」と言ったのだが、目がさめたら8時を過ぎていた。
驚いたことに新谷さんと木村君はカウンターでコーヒーを飲みながら待ってくれていた。
あまりの爆睡ぶりに、起こすのをためらったのだろう。
わたしゃうれしくて泣きそうになったね。
普通だったら「すみません。閉店です。」などと無理矢理起こされて店を放り出されるところだ。
しかも新谷さんが車で駅まで送ってくれた。
本当にありがとう♪
帰りの電車で拓哉くんがポソっと呟いてましたよ。
「あの店、いいなあ。」ってね。

わたしゃその日は一日中気分爽快でしたよ。ちょっと眠かったけどね。

 

 

 

 
Copyright(C),Billiard Pocket. All right reserved.

 

inserted by FC2 system