8/28(火)。
「目黒エンペラー」はJPA目黒・品川・大田地区のプレーオフ決勝をむかえた。
対戦相手は「JACK目黒」。
これに勝った方が優勝である。
「目黒・品川・大田地区」について説明しておこう。
「根性S」が所属する「目黒・品川地区」が毎週土曜日13:00試合開始なのに対し、この地区は毎週火曜日20:00から試合を行なっている。
「土曜日はいそがしい。」という人々が集まって火曜日リーグをつくった、というのは表向きの理由でじつは真実はちがう。
大きな声では言えないが、
「目黒・品川・大田地区」が新設された真相を暴露しておきたい。
理由は簡単である。
本当はみんな「目黒・品川地区」で出場したいのだが、この地区にはなんといっても強豪「根性S」がいる。
とても勝てない。
はやい話が、「根性S」にビビったチームを集めてつくったのが「目黒・品川・大田地区」なのだ。
いわゆる
「敵前逃亡リーグ」
その数9チーム。
「目黒・品川地区」の5チームとくらべて確かにチーム数は多いが、所詮「マイナーリーグ」。
根性Sがなんぼのもんじゃい!
わ、わしだって若いころは・・
かれらは夜な夜な傷を舐めあう。
かなしくそして美しいリーグなのだ。
いやしかし「龍のしっぽよりヘビの頭」。
マイナーリーグとはいえ、優勝をめざすかれらの戦いはそれなりに熱い。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇ ◇
「目黒エンペラー」は武蔵小山撞球隊の弱い方のチームである。
「根性S」の二軍といっていい。
このチームは4人の奴隷と4人の女王様で編成されている。
女王様
奴隷
『奴隷のみなさま』
深沢
尾藤
中山
ぴょん吉
この日の「奴隷」中山とぴょん吉は枕をならべて仲良く沈没。
そしてそれを救ったのはふたりの女王様だった。
ここまで「目黒エンペラー」2勝2敗。
息詰まる熱戦。
そして最後に登場したのが
「ビリヤード界の女郎蜘蛛」志穂である。
志穂はスパイダーマンのごとく巧妙に蜘蛛の糸を張り巡らした。
これにかかったが最後、パクリと飲みこまれてしまうのだ。
そして「JACK目黒」のラストバッターはまんまと糸にかかった。
ニタリ
志穂の不敵な笑みは「JACK目黒」チームを凍てつかせた。
そしてなんとか蜘蛛の糸を掻き分けたとき、無情にもゲームセットのゴングが打ち鳴らされていたのである。
ゲームボールが入る瞬間
こうして「目黒エンペラー」は、地区優勝チームだけが集まる「TORI CUP」への出場を決めた。
9/1にはおそらく「根性S」もそれに続くであろう。
地区優勝全8チームで争われる「TORI CUP」。
最高の舞台と役者は揃った。
「根性S」と「目黒エンペラー」のワンツーフィニッシュこそは、武蔵小山撞球隊の悲願である。
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