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根性S明日に向かって走るの巻
  

 


8/4(土)。
独走態勢をめざす「根性S」はJPA目黒・品川地区の第7試合をむかえた。
対戦相手は現在2位、好調の「スポーツマン魂」(ミスタースポーツマン学芸大)である。
前回の対戦では27ー73のボロ負けを食らった相手。しかもこれが今シーズン「根性S」唯一の黒星なのだ。
なんとしても勝たねばならん。
隊員一同、フンドシをキリリと締めなおした。

 

『この日のメンバー』
(1)じゃこ
(2)立川
(3)はじめちゃん
(4)ジョニー
(5)かおるちゃん

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

世紀の大一番を前に「根性S」は奇策に打って出た。
「根性S」が世界に誇る「白髪三人男」(しらかみさんにんおとこ)BOSS・おっさん・けいちゃんの3人をメンバーから外したのだ。


 

 

「白浪五人男」ミニ解説

 

歌舞伎「白浪五人男」は日本駄右衛門・弁天小僧菊之助・忠信利平・赤星十三郎・南郷力丸の5人の盗賊グループ幹部が名奉行青砥藤綱と対決する名作です。
「白浪」というのは中国からの言葉で「泥棒」のこと。

 

日本左衛門と申す者は、悪党大勢の棟梁と申しながら
知恵深く、威勢強く、力業、剣術早業の達者にて常に大小を指し
大勢の者をよく手なずけ、武家の方も恐れず、昼夜徘徊仕候」

 

首領日本駄右衛門のモデルになった江戸時代の大泥棒浜島庄兵衛こと二代目日本左衛門はなかなかいい男振りだったようです。
有名な口上を紹介しておきます。

 

日本駄右衛門
問われて名乗るもおこがましいが、産まれは遠州浜松在、十四の年から親に放れ、身の生業(なりわい)も白浪の沖を越えたる夜働き、盗みはすれど非道はせず、人に情を掛川から金谷をかけて宿々で、義賊と噂高札に廻る配附のたらい越し、危ねえその身の境界も最早四十に、人間の定めはわずか五十年、六十余州に隠れのねえ賊徒の首領日本駄右衛門。 

 

弁天小僧菊之助
知らざあ言って聞かせやしょう。
浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし盗人の、種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き、以前を言やぁ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵(ちごがふち)。百味講(ひゃくみ)で散らす蒔銭を、当てに小皿の一文字、百が二百と賽銭の、くすね銭せぇ段々に、悪事はのぼる上の宮、岩本院で講中の、枕捜しも度重なり、お手長講と札付きに、とうとう島を追い出され、それから若衆の美人局(つつもたせ)、ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた音羽屋の、似ぬ声色で小ゆすりたかり、名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだ。

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

「白波五人男」の向こうをはる「白髪三人男」はオジンばかりで戦力的にはアテにならないが、「根性S」のチームカラーそのものなのだ。
3人は危惧した。

「最近の若いモンはシツケがなっとらんけんのぉ〜。」

「んだ。やっとチンチンに毛の生えたガキだけでだいじょうぶかいのぉ〜。」

「愛じゃよ、愛。」

3人は入れ歯だらけの口で渋茶をすすった。

 

 

チンチンに毛の生えたガキ共は奮起した。
「スポーツマン魂」が繰り出す刺客ご一行様を取っては投げちぎっては投げ、うしろ足で谷底に蹴り落としたのである。

 

52ー48で「根性S」の勝利!!

 

「ほほ〜。最近の若いモンもやる時きゃやるもんじゃのぉ〜。」

「んだ。今度ゲートボールにも誘ってみようかいのぉ〜。」

「愛じゃよ、愛。」

 

これで7試合を終わって6勝1敗。
なぜ勝てるのかさっぱりわからないが、なんとなく勝ちつづける「根性S」は2期連続の目黒・品川地区制覇に向けて大きく前進したのである。

 

 
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