2007年2/20(火)。
武蔵小山撞球隊が送り込んだ2チームのうちの弱い方のチーム「目黒エンペラー」が、JPA開幕戦を制した。
これで強い方のチーム「根性S」とあわせて、武蔵小山撞球隊は2チームともに順調なスタートを切ったのである。
メンバー紹介をしておこう。
『深沢』
JPAでは全選手を1〜9までのクラスに分けていてA級は7スタートなのだが、なぜかこの男だけは8スタートである。
それだけに、まあまあ入れる。3Cも、まあまあ当てる。
全体的に、まあまあうまい。
『中山』
ジャパンオープン予選を通過した経験のある「奇跡のB級」。
たまにマスワリを出したりする。
カワイイ顔して淡々と撞く姿がニクイ。
『岡田』
女性ハスラー。
腕力にモノをいわせたハードショットは迫力十分!!
攻めて攻めて、それでも攻める。
イノシシ年かも知れない。
『志穂』
女性ハスラー。
好不調の波が大きく、プロのような球を入れたかと思うと猿でも入る球を飛ばしている。
うまいのか下手なのかさっぱりわからないが、全体的にはまずまず。
たまに放つ口パンチはマイク・タイソン級。
『てっちゃん』
学生ながらもどこかやさぐれた雰囲気を漂わせている。
鋭い目つきで相手を威嚇するが、凶暴性はない。
妙に礼儀正しかったりする。
『おっさん』
関東ビリヤード界で「おっさん」といえばこの男である。「おっさん」はすでに固有名詞といっていい。
球歴8年にしてビギナー。B級昇格の可能性は、ない。
「パルプンテ池田」の異名を誇る。地獄の「池田ショット」が炸裂するか。
『尾藤』
ゴルゴ13に憧れているが、ゴルゴ13ほどの正確さはない。
1キロ先の標的を狙っているように見えるが、1メートル先の球も入らない。
一生懸命練習しているが、何の練習をしているのかわからない。
この「尾藤ワールド」に引きずり込まれたら、夢見心地のうちに倒されるだろう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ビリヤードはわからないものだ。
エース深沢以外、全員好調。
おっさんと尾藤の活躍は特筆すべきである。
「きゃ〜〜、すてきよ〜〜!!」
女性応援団の声援を一身に受けて、尾藤は燃えた。
その姿は、近くの台で撞いているネパール人と完全に同化していたのである。
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