2009年7月。
BOSSは福島県白河に花谷勝氏(プロ1期)を訪ねた。
花谷さんは70才。「キュースター」という球屋を経営されている。
「新白河駅」を降りたBOSSがタクシーに乗ったら運転手が親切な人で白河のことをいろいろ話してくれた。
だが、
言葉がわからん。
BOSSは福島県郡山の友人からの電話を思い出していた。
「もすもす、わだなび(渡辺)です。」
「えっ? わだなびさん?」
「んもー、わだなびじゃなが。わ、だ、な、びー!」
BOSSは不安に怯えた。
「花谷さんの話がわからなかったらどうしよう。」
だがそこは世渡り上手なBOSSのこと。すっかりうちとけて14−1を5〜6ゲーム相手をしていただいた。
花火もやりましたがな♪
遠い球を背伸びして撞くとき、左足一本よりも右足一本の方がストロークが安定する。
それにヒントを得た花谷さんは、上の写真のように右足を左足よりも前に出すスタンスを考えついて1年くらいこのフォームで戦ったことがあるそうだ。
なるほど一理ある。
さっそくこのフォームでズドンズドン撞いたBOSSを、後に悲劇が襲うことになる。
白河から仙台に移動したら森学(JPBA)が待っていてくれた。上の写真はミラクルの店内。
ところが・・・
BOSSはぎっくり腰になっていた。
先日の「右足を前に出すフォーム」が原因だろう。BOSSは腰が弱いのだ。
というわけで、BOSSの仙台デビューはここになった。
ここの先生はスゴ腕なので、仙台でぎっくり腰になったらぜひどうぞ♪
翌日は松島までドライブ♪
上の写真は180度大パノラマです。
ついでにもういっちょ。
メシもうまいっす♪
仙台は「牛タン」のほかに「牡蠣」も名物だそうです。
三日目は蔵王。ここは冬はスキー場になります。
「山じゃ山じゃー♪」
山育ちのBOSSは大はしゃぎ。
やっほー♪
温泉にも行きましたがな。
もうね。蚊がすべり落ちるくらい「お肌スベスベ」♪
蔵王の次は米沢。
米沢といえば「米沢牛」ですな。
こりゃ本当にうまいっす♪ なんてったってほとんど焼かずに食べれる。
舌の上でまったりとろけるような肉汁の旨味がからみついて・・・
ま、まあ、そんな味です。
松島はさすがに日本三景。そりゃもう見事な景色だった。蔵王の露天風呂もサイコー♪ 米沢牛は食べててつい笑ってしまうくらい旨い。
「この世の極楽じゃい。」
ただ、BOSSにはひとつだけ心残りがあったのです。
みなさんは「東北」と聞いて何を連想されますか?
米? いいですねえ。たしか東北新幹線に「こまち」ってのがありました。
雪? ふむ。今度は冬に蔵王に来たいものです。
でもね。BOSSにとっての東北は「んだ。」です。
「んだ」ってなんじゃい、ですって?
「んだ」ですよ「んだ」。東北の標準語「んだ」をどうしても聞きたかったのです。
「んだ捕獲作戦」発動す
BOSSの予想では、「んだ」は年寄りが多く使うにちがいない。
ターゲットは年寄りに絞られた。
道端を歩く年寄りを呼び止めて「米沢はあっちの方ですか?」などとわかりきった質問をすれば「んだ」をGETできるだろう。
だが・・・だれも歩いていない・・・
執念に燃えるBOSSは、スーパーの駐車場で獲物を待つことにした。
来たっ!
軽トラに年寄り夫婦が乗っている。
BOSSは笑いをかみ殺して軽トラに近づいた。
「米沢はあっちの方ですか?」
作戦通り。すべてが順調だ。
だが、
「はい。」
・・・・・
な、なーにが「はい。」じゃい!
「はい。」なんか聞きたくもないわいっ!!
その後もスーパーのおみやげ屋のおばちゃんにアタックしたが失敗。
矢折れ弾つきた。もはやこれまで。
結局、食堂のおねえさんにお願いした。
「わたし『んだ』を聞きたくてはるばる広島から来ました。」
おねえさんは快諾してくれた。
本場山形県の「んだ」
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