200４年３月27日、目黒のビリヤード店「JACK」で開催されたトーナメントにボス・岡村・うど久保田・くまごろうの４名が挑戦した。
結果は岡村がみごと優勝！

武蔵小山撞球隊はボス・岡村のワンツーフィニッシュを狙っていた。
うど久保田とくまごろうは「枯れ木も山のにぎわい」である。この二人にみあちゃんを含めて総勢３名の大応援団が結成された。
ボスも岡村もこれでは燃えないわけにはいかない。
二人は順当に準決勝まで駒を進めたがボスの準決勝の相手は木村君という強豪だった。聞けば彼は一昨年の球聖位の東日本代表選手だそうだ。
ボス沈没。
そのころ隣の台では、岡村がだらしない戦いを展開していた。
だが、これがよかった。
岡村のヘタッピな玉を見ていた木村君を強烈な睡魔が襲ったのである。
ああ、なんということだろう。
小学生投手といえども寝ているジアンビー相手だったら三振を奪れるではないか。

岡村は勝った。
しかしここで問題が起きた。彼の態度が急にデカくなったのである。
ボスは決心した。
ここでお灸をすえておかねば岡村の将来はない。
リベンジマッチである。（下につづく）

くまごろう日記
〜ハスラーへの道〜

200４年３月2７日、JACKトーナメント終了後ボスと岡村の間でリベンジマッチが行なわれた。

上のフォームを見れば両者の実力差は歴然としているのだが、この戦いはリベンジマッチというよりも岡村の将来を憂うボスの愛のムチとの見方が有力である。

それにしても上の写真の岡村の顔はなんじゃ！
ボスのオーラの前に目をあけることすらできないのか、ナメているのか・・・

こうして武蔵小山の夜は更けていったのである。
えっ？　結果？
・・・忘れた。

200４年３月20日、渋谷のビリヤード店「CUE」で開催されたジャパンオープン予選にゆうじが挑戦した。
結果はあと一歩のところで最終日には残れなかったが、プロを倒すなど内容的には結構がんばったようだ。
ゆうじは日頃からあちこちに武者修行の旅をつづけている。
当初はエントリーフィーと交通費のムダ使い、という声も聞かれたが、去年も全日本アマで３位に入賞するなど確実に地力を付けているようだ。
なお当日の模様については、ゆうじの頭脳に「文学的センス」が見当たらないため、観戦したくまごろうの日記に委ねることにした。

200４年３月14日、調布のビリヤード店「クラウドナイン」で開催されたB級戦に岡安が挑戦した。
結果は、みごと3位入賞！
　
先月のポケット月例準優勝に続いて今回の快挙。最近の岡安は充実しているようだ。
スリルもサスペンスもない岡安流ビリヤードは案外実戦向きなのかも知れない。
わたしは想像する。
準決勝進出が決まった瞬間、彼は玉台を見つめて「ニヤリ」と笑ったにちがいない。
これがいけなかった。
笑った口元から「闘魂」がこぼれ落ちたのだ。あぁ・・・
写真の一枚でもあればせっかくの快挙に花を添えたことだろう。だが岡安は忘れていた。
よくよくスターに縁のない男である。

200４年３月７日、日吉のビリヤード店「紅白」で開催されたC級ビギナー戦にいそろくちゃんとくまごろうが挑戦した。
結果はいそろくちゃんが、な、なんと準優勝！　くまごろうもベスト８進出をはたしたのである。

その日のいそろくちゃんは試合前から燃えに燃えていた。優勝賞品のカスタムキューが彼女の闘魂に火を付けたのだ。
待ち合わせの日吉駅に着いた時、くまごろうは立ちすくんだ。そこには不動明王の形相のいそろくちゃんが仁王立ちしていたのである。あまりの迫力にこわくなったくまごろうはそのまま引き返そうとしたが、
「行くわよ。」と声をかけられついて行くしかなかった。
試合内容は書くまでもあるまい。どんな選手であっても不動明王相手ではどうにもならない。しかも彼女は、相手がプッシュコールを忘れて二度撞きしたのを見逃さず
「あっ、ファールです！」と精神的ダメージを与えるなど、硬軟取り混ぜたおそるべき戦いを展開したのだった。
決勝では色仕掛けまで用いたという噂もあるがニヒルな相手には通用するはずもなく、カスタムキューは夢で終わったのである。