嫁さんの尻に敷かれたへなちょこ男たちの会「ペチャンコブラザーズ」の会長である。
ある日谷やんが家に帰ると、ビリヤード嫌いの妻がザンボッティーで布団を叩いていた。かれの妻こそはビリヤード史に残る豪傑といえよう。それ以後、谷やんのザンボッティーは「布団たたき」と呼ばれている。
かれの球撞きはフロックの多さと残り球の悪さに尽きよう。とくにナチュラルセーフティー(偶然のセーフティー)の凄まじさは「谷山スピロヘータ」と呼ばれ恐れられている。
これに感染したが最後、まわってくるのはクッションばかりである。
現在「谷山スピロヘータ」用のワクチンの開発が急がれている。
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