緻密な統計解析を武器にする「根性S」の二代目キャプテンである。
「ジョニー」の愛称はジョニー・アーチャーに似ていることに由来するが、当のジョニー・アーチャーが聞いたら泣き崩れるにちがいない。
意外にもかれは無鉄砲である。
かつてＡ級３人の５・９に「ぼくも混ぜてください。」と挑んだ。その当時のジョニーはC級もC級、ボウラード５０点のコワッパでそれはまさに「自殺行為」だったが、人々はかれの姿に特別攻撃隊の勇者を想った。
かれの残り球は穴前が多い。先球はポケット付近で「バコバコ」と悲鳴をあげ、きわどくはずれる。
人呼んで「バコバコのジョニー」。
こうしてジョニーは、今日も今日とて多くの人に喜ばれている。
最近かれは「ハウス荒らし」に目覚めた。
休日になると立川あたりと意気投合してあちこちのハウスに出かけているが、勝った話を聞いたことがない。
賞金稼ぎのかれを待ち受けていたのは「エントリー貧乏」の日々だった。
かれの生き様は「人生はままならない」ということをわれわれに教えてくれる。