ビリヤード屋で一日でもながくデカい顔をしたければいい方法がある。
B級プレーヤーのなかで将来性のありそうなヤツがいたら「ちょっとやろうか。」などと笑顔で近付き、完膚なきまでコテンパンにやっつけておくのだ。
ヤラレた方に「あぁ、この人にはかなわない。」というトラウマが芽生えればしめたものだ。あとは試合で当たってもビビッて勝手に転んでくれる。
ところが中には何度コテンパンにしても奈落のズンドコに蹴り落としてもビクともしないのがいる。
それが樋口である。
よほど強い精神の持ち主なのか頭がわるいのか、すこしもビビらない。
最近では「ちょっとやりましょうよ。」と逆に誘われている。
やれやれ・・・
|