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ビリヤード上達法
   (ルアー上達法)



 

釣りの一種に「ルアー」というのがあります。

 

わたしが子供のころの釣りといえば、釣り針にエサをつける「エサ釣り」が主流でしたが、最近では「ルアー」がなかなかの人気らしく、プロ選手もおられるそうです。
これがどういう手法かと申しますと、まず上図のような疑似魚を水中でウロウロさせる。
小魚を主食とする魚がパクりとのみ込んだら一巻のおわり、というわけです。

 

もしかすると、こんなこともあるかも知れない。
むかしむかし、独りぼっちの魚がおりました。
ある日
彼はお散歩に出かけます。
すこし行くと、お友達がいました。
彼は大喜び。そうです。今日から独りぼっちではなくなったのです。
でも、よく見ると近所で見かけたことのないお友達です。
「ねえ、どこから来たの? いっしょに遊ぼうよ。」
と、話しかけたが運のつき。
彼がビヨ〜ンと釣り上げられてみると 、そこでは人間が「大漁節」を唄っておりました。

 

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇ ◇ ◇  ◇

 

わたしは、泣きながらこの記事を書いております。
ああ、ルアーとはなんてむごい釣りなのでありましょう。

 

ひとつは、やっと友達を見つけて喜んでいる魚の「さびしい心」につけこんでいるからであります。
エサを垂らして「魚の欲」につけこむのはいいとしても「魚の良心」につけこむのはよろしくない。
どことは申しませんが、ある国でドライブしていると道端に人が倒れている。
「だいじょうぶですか?」
車を止め、駆け寄るとホールドアップ。
こういう、人の良心につけこむ犯罪が増えますと、国民の心は荒廃するのであります。

 

もうひとつは「エサくらい食わせてやれよ。」ということです。
釣り上げられた魚は、その生涯で二度と食事を口にすることはありますまい。
「釣った魚にエサは与えない。」
これは世界の常識でありますが、 しかしながら少なくとも日本では、死刑囚にすら13階段の前で3つのマンジュウを提供しているし、石田三成が刑場にひかれる時も干し柿を勧められたそうです。
これこそは「武士の情け」といえましょう。


  


 

さて、ここからが本題であります。
ルアーとビリヤードにどういう因果関係があるのか?

 

精神病理学の見地に立ったわたしは、そこからあるひとつのビリヤード上達法を編み出したのであります。
ああ、なんという才能でありましょう。

 

まずわたしは「魚の立場」に着目しました。
ルアー愛好者が増えると、当然ながら水中にはニセの魚が氾濫することになる。
魚たちはその中から「真の仲間」と「ニセの仲間(ルアー)」とを判別する能力を問われることになるのであります。
なんという悲劇でしょう。これでは人間社会と同じではないか。
いや、それはもう言いますまい。
そう。弱肉強食。
人も魚もその自然摂理のなかで生きていくしかないのですから。

 

上の写真をご覧ください。
同じように見えますが、よく見ると微妙に厚みが違っております。
さて、問題です。
この中から本物の厚みを探し当ててください。
1つだけは本物ですが、残り2つは偽者、いわゆるルアーであります。

 

ゲーム代を節約する練習方法のひとつに、ポケットに向かって手球と先球をタッチさせてまっすぐに並べ、それをいろんな方向からながめる、という方法があります。
厚みを視覚でおぼえる訓練でありますが、いかにも辛気くさい。
この訓練を30分以上続ければ、あなたはきっと奇妙なニックネームを頂戴することでありましょう。
わたしのおすすめは、
もし助手がいるのであれば、助手に少しづつ厚みをずらしてもらい、

「ん? ちょっと厚い。」
「あっ、行き過ぎた。」
「そうそう、そこ。ドンピシャリ!」

こういう感じでやるのがいいでしょう。
さらにプレイヤーの立つ位置を変えながらやりますと、より一層効果的であると考えられます。

 

がんばって「厚みの王様」をめざして下さいませ。


 
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