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利川・高橋を迎え撃つの巻
   2007/3/27(ビリヤード山手・目黒)
高橋プロ・利川プロ
集合


2007年3月27日(火)。
勢力拡大をめざす武蔵小山撞球隊に、二人の刺客が送り込まれた。

利川章雲(JPBA)
高橋邦彦(JPBA)

 

「敵を知る者、百戦危うからず」
武蔵小山撞球隊は調査を開始した。

 

『利川章雲』
1989全日本選手権 優勝
1992全日本選手権 優勝
1993ジャパンオープン 優勝
1998世界選手権 3位
2002北陸オープン 優勝
2002アジア五輪日本代表(韓国)
2003全日本14−1選手権 優勝

『高橋邦彦』
1996ジャパンオープン 優勝
1997全日本選手権 優勝
1998世界選手権 優勝
1999キャメルツアー参戦
WPA世界ランク 1位('97,'98)
男子総合ランキング 1位 ('97)
アジア大会銀メダル('98)

 

・・・・・  

 

ほぉ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けっこう強ぇじゃねえか!

 

 

 

「まともに戦ったのではどうにもならん。」

 

緊急幹部会が召集された。
そしてついに武蔵小山撞球隊は秘策を編み出したのである。

 

 

ふっふっふっふっふ

 

例によってヘドの出そうな作戦である。



利川、高橋破れたり!

 



秘策序章

 

BOSSは試合会場に若い女性を招いた。

色仕掛けである。

正面に立ってクネクネすれば、プロといえども球は曲るだろう。
こういう地味な作戦が意外に効果的だったりするものだ。

だが、この女たちは

 

 

 

ズボンで来やがった。

 

・・・・・

 

まあいい。
もともとこんな古い手が通用するとは思ってなかったんだよ、ネーちゃん。

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

試合に先立って武蔵小山撞球隊では助っ人を集めていたのである。
都内はもちろんのこと遠くは横浜から助っ人たちは集まってきた。

総勢20名。

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当る」というではないか。

そして泥沼の消耗戦にひきずり込むのがBOSSの秘策だったのである。

 







上の写真を見よ!
利川章雲と高橋邦彦が、ふたりならんでラックを組んでいる!

 

武蔵小山撞球隊は奮戦した。

 

だが・・・




撞球隊危うし!

 

上の写真の方々はお亡くなりになりました。

武蔵小山撞球隊は全滅の危機をむかえた。


あんたはエライ






1発命中したっ!!
武蔵小山撞球隊のホープ中村が高橋プロを倒したのである。

やったぜ!!

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

夕方6時に始まった試合も、翌朝2時をむかえた。
さすがにふたりのプロもヘロヘロに疲れているにちがいあるまい。
なんといっても、のべ20数名と戦いつづけたのだ。
キューも50オンスくらいに感じているだろう。
ここまでじっと戦況をみつめていたBOSSはゆっくりと腰をあげた。

 

秘策は最高潮の場面で炸裂した。

 

「二人まとめてかかって来なさい。」

 

ペアマッチである。

 


秘策終章




ペアマッチ。

これこそがBOSSの秘策だったのである。
トッププロといえども、8時間撞きつづけた後であれば計算上「ボーラード50点」くらいまで落ちぶれているはずだ。

しかも、

「 いやいや今日はお疲れさまでした〜♪いや〜ビリヤードお上手ですねぇ〜♪どうもどうも〜♪」

言葉巧みに近付きビールを飲ませることに成功した。
そしてペアマッチを持ち掛けたのである。

 

ああ、なんという巧妙な作戦。
思えば「色仕掛け」も「物量作戦」もすべてペアマッチのための布石だったのだ。
しかも「やっと終わった。」とホッとさせておいて次の攻撃を繰り出す。
もはやこれは「ノルマンディー上陸作戦」に勝るとも劣らぬ高等戦術といえよう。
BOSSは自らの才能に酔いしれた。

 

◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

 

みなさんは思っておられるだろう。

「BOSSってのは、汚い野郎だな。」

でもねえ・・・
まともにやって、あなたは利川・高橋コンビに勝てますか?
このふたり、けっこう入れるよ?

 

っていうか、このふたりがビリヤード店に来るというのは

 

 

 

マイク・タイソンと朝青龍が殴り込んできたようなもんなんだよっ!

 

 





 

こうして地獄のペアマッチが始まったのである。
高橋プロの提案でチーム名も決まった。

利川・高橋(まあまあ入れるチーム)
   VS 
BOSS・藤原(武蔵小山撞球隊チーム)

『まあまあ入れるチーム』はすでにBOSSの罠にハマっている。
武蔵小山撞球隊が天下に名乗りをあげる時がついにきたのだ!!

ふっふっふっふっふ

だが・・・

 

 

彼らはタフだった。
しかも・・・


BOSSはこの時やっと、今日一度もキューを握っていないことに気付いたのである。

 

       ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

負けた。

武蔵小山撞球隊は瓦礫の山と化した。

が、

瓦礫のなかでただ一輪、
唯一の勝利者「中村」という種類のペンペン草がけなげに空を仰いでいたのである。

 



ペンペン草

 
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