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父親の威厳  2005/10


わたしはビリヤードと同じように、野球が好きだ。
毎週土、日の少年野球チームのコーチだけで満足しときゃいいのに、数年前にプロ野球OBを集めてNPO法人までつくってしまった。
そうして、あちこちの野球教室に行って、子供相手に球遊びをしている。

 

で、今日は野球教室でのお話。

 

プロ選手を見ると、まず子供たちはびっくりする。
なんといっても、デカイ。
しかも現役時代のユニフォーム姿なので、選手たちは取り囲まれて触りまくられる。
それを、親がカメラを持って追う。


が、狂騒のグラウンドを横目に
「フンッ」
鼻でセセラ笑うニヒルな子供がいた。



「うちのお父さんなんかイチローと知り合い なんだからね!」


な、なんという耳寄りな情報!!
わたしはすかさずその子に聞く。
「君のお父さん、今日、ここに来てるの?」
「うん。あそこの青い帽子が、うちのお父さん。」


 

わたしは夢みる。
もし、
もしも、イチローが野球教室に参加してくれたら、
これはもう一大野球ブーム間違いなし。
公園という公園は野球少年であふれ返ることだろう。
そしてわたしはその子たちにカーブの投げ方を教えてあげよう。

 

・・・・・

わたしはニコニコ顔で「イチローの知り合い」に接近する。

・・・・・

子供たちの話、野球教室の話、NPOの話・・・
そしてわたしは、核心の議題を切り出す。
「イチローとお知り合いだそうですね?」

 

『供述調書』
え〜、ずっと以前にですねぇ、六本木の焼肉屋に行ったんですよ。
で、席に着いてからちょっと奥のほうをみるとイチローさんがいたんですよ。
肉を食ってたんでしょうねぇ。(あたりまえじゃ!)
わたしね、声かけたんですよ。
「がんばって下さいね。応援してます。」
そしたらイチローさん、ニコッと笑ってくれたんですよ。

以上。

・・・・・

なるほどなるほど。
あなたはよほどイチロー選手が好きなんですね。
いいことです。わたし感服しました。

日々のささやかな出来事を、ちょっとだけオーバーに子供に話して聞かす。
(お互い、たいして自慢できることもありませんしね)
親子のコミュニケーションといいますか、そう、「父親の威厳」。これは大切です。
わかりますとも。わたしも子を持つ身ですから。

でもね。

世間では、

あなたとイチロー選手の関係を 、

 


 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
 
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