それは３月２６日（金）のことだった。
いつものごとく、クマゴロウはポケットにいた。
その日は１，２ヶ月ぶりに「ドラマの無い男＝長○氏」が来ていたので、クマゴロウはおnewのキューを披露したあと、数セット撞いてもらったのだが、案の定木っ端みじんにされ灰のように燃え尽きていた。
そして、普段ボスが座っている椅子（通称：玉座）に腰掛け、何をするでもなくダラリダラリと過ごしていたら、ふと「試合」の文字が頭に浮かんだのである。
「試合にでよーっと。あぁ、暇だなぁ」。
突然佐藤さんのパソコンを奪い、試合情報を検索するクマゴロウ。
目黒JACKのハウストーナメントを発見！
その場にいた久保田氏、岡村氏を半ば強制的に「うん」と言わせ、エントリー。翌日には、ボスも参戦することとなり、ポケットの看板娘みあちゃんを含め５名でJACKへと向かった。
今回の試合の目標は、「ポケットプレーヤーでワンツーフィニッシュ」だったのだが・・・・・。

　 １回戦、なんと本命視されていたボス、岡村氏がまさかまさかの敗退。敗者リーグへ。
岡村氏の相手は、なんと２００２年の球聖東日本代表だったルパンの木村さん。
そりゃ強いわけだ。
久保田さんのみが勝利。初の他店トーナメント参戦にして見事！
残念ながら、その後久保田さんはA級プレーヤーに負けてしまったものの、穴にいれた球の数は負けてなかった。フロックや、ナチュラルセーフティの際、「失礼しました〜」「すみません〜」と深々と頭を下げる姿は、久保田さんらしくて○！
敗者リーグでは、ボス、岡村氏ともに、順調に勝ち進み、再び華舞台の決勝リーグへ。
準決勝、ボスは木村さんと対戦。最初から２連マス。その後もなかなかチャンスがまわってこず惜敗。
さて、一方、準決勝も危なげなく勝ち抜き、岡村氏決勝進出。
対戦相手は初戦敗退させられた木村さん。ここで関西の根性ビリヤードが発揮され、接戦の結果岡村氏が優勝を手中にしたのである。

　 こうやって夜は更けていった・・・・かのように思われた。
その後ポケットに戻ると、ボスと岡村氏のリベンジマッチが開催され、死闘が繰り広げられ、その後、二人による「初心者でも楽しめるビリヤード講座」がクマゴロウに対して特別開講された。
さて、クマゴロウの試合結果はというと、負け負けで、何もやることがなく、周囲のおじさまプレーヤーをナンパすることくらいしかできなかった。
そろそろポケット敷地内に「スナック　くまごろう」をオープンさせようと本気で考えているところである。